食べる

相模原の企業が「富士宮やきそばバーガー」販売へ-高校生とコラボ開発

大竹高等専修学校とのコラボレーションの様子

大竹高等専修学校とのコラボレーションの様子

  • 0

  •  

 やきそば専門店を運営するDERAUMA(相模原市中央区下九沢)は7月1日より、富士宮やきそばブランドの新商品「やきそP”ANバーガー(やきそばんばーがー)」を先行販売する。

[広告]

 同商品は、油で揚げた麺バンズに味付けチキンやレタス、トマトなどをサンドし、オリジナルソースとマヨネーズで味付けした「新感覚のバーガー」。開発は大竹高等専修学校(東京都八王子市)と共同で実施。コンセプト、ネーミング、調理方法、POPなど開発から販売に至るまで高校生の意見を尊重した。

 弾力のある麺が特徴の富士宮やきそばは、調理段階での水分加減が重要なポイント。水分量や麺の加工方法などを何度もテストした結果、水分を含ませた状態で整形し油で揚げるという独自の加工方法に成功した。「油で揚げているにもかかわらず、麺のコーティングとノンコレステロールのオリジナルブレンドの油で、胃にもたれず、表はサクサク、中はしっとりとした麺バンズが誕生した」と同社広報担当の水島さとみさん。

 一見して読みにくいネーミングも高校生の発案。当初、やきそば+パン+ハンバーガーをミックスして「やきそばPANバーガー」としていたが、少々ユニークさに欠けるとのことから、やきそばの「ば」の点をPに付けて、「P”AN」としたという。

 「学校側の『生徒にプロの仕事を体験させたい』という目的と同社の『若い人のセンスを取り入れたメニュー開発をしたい』との双方のニーズが一致した」と水島さん。「販売までの経緯にはいくつもの困難があったが、その度に生徒は工夫と実際の販売の難しさに直面し成長していった。その様子に社長は、『商品を売ってはいけない。高校生の熱い思いをお客さまに伝えるんだ』と意気込んでいる」と明かす。

 価格は380円。7月1日より、「でらうまっモラージュ菖蒲店」(埼玉県久喜市)、「でらうまっ千葉ニュータウン店」(千葉県印西市)の2店舗で先行販売。菖蒲店で同3日、実際に開発を手掛けた高校生による「一日高校生レストラン」を開き、割引イベントも予定する。ジャスコ相模原店(相模原市古淵2)での販売は現在未定。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース